ルーフィングとは、住宅の屋根を雨水や湿気から守る防水シートのことです。
瓦等の屋根材を施工するまでの間や、雪や飛来物等の影響で瓦が割れてしまったときに、
侵入した雨水から大事なお宅を守る役割を持つのがルーフィングです。
ルーフィングを屋根下地に張るには、タッカーという工具を使用します。
ハンマータッカーという工具です。
このハンマータッカーを使用してルーフィングを止める業者さんが多いのではないでしょうか?
名前の通り、ハンマーのように叩いて使用するので、とても早く仕事が済みます。
ガンタッカーという工具です。
レバーを握ることによってステープルが飛び出します。
一回一回握らないといけないので、ハンマータッカーより作業効率は落ちます。
ハンマータッカーを使用したほうが仕事は早いのですが、我が社ではハンマータッカーは使用しません!
理由は、ハンマータッカーは叩いて使用するので、ルーフィングを破る恐れがあるからです。
穴が空いてしまってはルーフィングの意味がなくなってしまいます。
特に夏場は、アスファルトルーフィングが柔らかくなって破れやすいので注意が必要です。
ルーフィングにステープルを打つ場所は、基本ルーフィング同士の重なりの中だけです。
(写真の、ルーフィングの白いラインまで上部のルーフィングが重なってきます。)
強風時で重なり以外に打たないと作業できない場合は、紙抑えの下になる部分に打ちます。
ルーフィングは、屋根材を施工するまでの間や、雪や飛来物等の影響で瓦が割れてしまったときに、
侵入した雨水から家を守る大事な砦です。
ルーフィングのシール性も向上していますが、極力穴を空けないのがベストだと考えて作業しています。
あと基本ですが、ルーフィングは二人一組でしわにならないようにまっすぐぴっしりと張ります!
1F屋根の登り壁部分は暴風雨時にもっとも雨漏りの故障が起きる部分です。こんな部分はゴムシートを張り付けます。
登り壁部分などは特に注意を払って施工しますので、雨が瓦をくぐるようなことはまずありえませんが、
最近は、ゲリラ豪雨や記録的な大雨など、異常気象ともいえるようなとんでもない大雨が降ることがあります。
万一の為に、二重三重の防水施工をすることで、安心の屋根作りを心がけています!
さらに、軒先部分にまだ二つほど伊藤瓦店のこだわりがまだあるのですが、こちらは企業秘密です!!
詳細は現場で披露します。